食欲の低下 | 森田動物病院

今日はオーナーさんからよくある質問で、「食欲」ということについて話したいと思います。
「食欲」、読んで字のごとく「食べる欲求」です。
よくある質問とは、出したフードを食べないので病気なのかということです。

食欲の低下は二つに分かれると思っております。
１、体調が悪くて食べない
２、気に入らないから食べない

食べないことには変わりないのですが、どちらかを見極めるのはカンタンではありません。
そこで、私がよくお話させていただくのは

フードを食べない時に好物のおやつなどがあれば、ほんの少し与えてみる（棒状のジャーキーなどなら２ｃｍくらい）。
１、勢いよく食べて、もっと欲しがる
２、食べるが、いつものような喜び方をしない
３、まったく食べない
概ねの目安ですが、１であれば気に入らないから食べないというだけの可能性が高いので、放っておくことです。
２や３であれば、体調が良くない可能性が高いので、早めに病院を受診しましょう。

元気よく食べるというのは、オーナーさんにとっても幸せを感じる時だと思います。
ただ食べないからといって心配のあまり、あれやこれやと食べ物を変えてしまうと
「気に入らないときは食べなければ別のが出てくるなー」と学習してしまいます。
悪い習慣をつくってしまっているのも、ちょっとしたカンチガイが多いと思います。
簡単なチェック法なので試してみてください。